受講者からの質問と回答 詳細

  • 日程

  • 会場

  • 研修種類

  • 定員

  • 2013年1月18日9:45~17:30
    開催終了
    【開催名:130118_01_岐阜】
    岐阜県岐阜市
    岐阜県勤労福祉センター(ワークプラザ岐阜)<田神駅/徒歩10分>
    6時間研修
    講義01
    --名
第3章・一般用医薬品の基礎 「胃腸のトラブルと胃腸薬」に関するご質問
ご質問ピロリ菌がいるかどうかの検査は、医療機関でできるのか?
回答医療機関で検査できます。

ちなみに、ピロリ菌の検査は大きく「内視鏡を使う検査」と「内視鏡を使わない検査」に分けられます。
「内視鏡を使う検査」
1) 培養法
 採取した胃の粘膜組織を培養してピロリ菌がいるかどうかを判定する。
2) 迅速ウレアーゼ法
 採取した胃の粘膜組織に、ピロリ菌がもつ「ウレアーゼ」という酵素と反応する薬品を使って検査する。
3) 組織鏡検法
 採取した粘膜組織を顕微鏡で観察して、ピロリ菌の存在を調べる。

「内視鏡を使わない検査」
1) 尿素呼気試験法
 診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断する。
2) 抗体法
 血液を採取し、血液中のピロリ菌に対する抗体の有無を調べる。
3) 抗原法
 糞便中に含まれるピロリ菌の抗原(ピロリ菌のたんぱく質など)を検査する。

なお、自分の血液を郵送することで検査をしてくれたり、自宅で糞便などで検査ができる専用の検査キットも販売されているようです。
検査や除菌に関する詳しい内容は、お近くの医療機関にお問い合わせください。